12/10/2009

twitterプライムタイム

そしてイヤな結末の予感。

朝のワイドショーなどでtwitterが取り上げられるようになった。私がtwitterのアカウントを取得して積極的に利用し始めたのは今年の9月なので、決してアーリー・アダプターというわけではない。しかし、この3ヶ月でtwitterのシンプルさに感動し、周辺に展開するサービスの恐ろしいまでの発展ぶりに驚かされた。最近ではtwitterとともに発展してきているUSTREAMにたどり着いて、これまた積極的に使い始めている。

twitter + USTREAMはこれまでマスコミが担ってきた情報やエンタメの提供を、個人レベルに開放する力を持っている。たとえば、たったひとりのジャーナリストが自身の取材内容を公表しようとしても、これまではマスメディア組織の関門を通過しなくてはならなかった。が、今では個人が映像、音声、テキストなど、すべての情報を世界に発信する手立てが手元にあるのだ。もちろん、商売として収益モデルを構築しなおさなければならないが、これは革命的な変化と言える。

ただ、twitterもUSTREAMも、良いところはその仕組みのシンプルさにあるだろう。特にtwitterに関しては、全世界の何千万という人たちが、同じ空間に向かってつぶやき、勝手にそれに聞き耳をたて、気に入った人のつぶやきを連続してフォローしていくというだけだ。難しいプライバシーの設定などは排除されている。逆に、ここが心配の種だ。

たとえば、「低気圧」というつぶやきに聞き耳を立てているbotがある。このbotは「低気圧」という単語の入ったつぶやきをRetweetし、さらに発言者をフォローする。ここまでは面白い。だが、「twitterfeed」とつぶやくなり、twitterfeedの類似サービスのdlvr.lyが "Reliable RSS to Twitter? Dlvr.it: feed masher, URL shortener, analytics all in 1. Get a Private Beta invite at http://dlvr.it"というReplyをよこしたとき、「はっ」と思った。

「これは将来、Replyが宣伝tweetで埋まるのではないか?」

同じ日に、ラーメンの一風堂によって「一風堂なう」とつぶやくと、すぐさま「一風堂(非公式)」が #一風堂_ ハッシュダグつきでRetweetしてきた。一風堂という単語に、たとえば「九州じゃんがら」が「今度はこっちに寄ってね」なんてReplyしてきてもおかしくはない。

要するに、今のtwitterは利用者の節度によってこのシンプルさと快適さが保たれているにすぎないのだ。

同じようなことは「セカイカメラ」にも言えないだろうか。すでに世の中には「姉ヶ崎」エアタグがあちこちに溢れているという。エアタグ汚染という言葉もあるようだ。

さて、ワイドショーで「twitterにみんながはまっている」と報道されるようになって、この極めて脆そうな快適さはこのまま存続していくことができるのだろうか。

12/09/2009

iMovieを使ってみた



普段はFinal Cut Expressを使ってビデオを編集するんだけど、せっかく付属してるのでiMoiveを使ってケータイで撮ったビデオを編集してみた。.3G2ファイルは直接編集のタイムラインに読み込めないようで、仕方なくQuickTimePlayer.appでmovに変換してから取り込んだ。

最初ちょっとわかりづらかったけど、特にマニュアル的なものなしで、タイトルも入れて編集できました。

お手軽だけど、Final Cut Expressの方が手になじんでて使い易い。

12/03/2009

USTREAM

先週、事業仕分けの中継があることで「ダダ漏れ」を知り、実際にUSTREAMに触ってみた。設定とか面倒で、Macだとまたややこしいことがたくさんあるのかと思ったら、サインナップして数分後にはUSBカメラからストリーミング放送ができるようになった。妻に連絡して妻の会社から見てもらったら、ちゃんと映っているという! もう、テレビ生中継の道具は手元にそろっていたというわけだ。

今日はビューアーをこのブログのサイドバーにエンベッドしてみた。

いろんな中継がしてみたくなった。

11/19/2009

千葉では有名?


チーバくんってキャラだそうで、体の形が千葉県です。初めて知りましたが、千葉のキッズに愛されていて、ランドセルのカバーなどにつけられているんだそうです。


ま、これはいいとして、もうひとつ「チバ犬」なるキャラもあるみたいです。このキャラはこんなことで良いのでしょうか? 無理矢理すぎはしませんか。

それに、なぜ千葉は犬にこだわるのでしょうか。

とはいっても、やはり私のナンバーワンはテッピーです。

11/17/2009

横浜海の公園でのバーベキュー


11月7日、横浜海の公園で友達とやったBBQのビデオですよっと。

話はまったく違うが、去年、フラワートラベリングバンドが再結成してフジロックとかに出てたんだね。Make Upってかっこいい曲:

She gazed into my eyes through her long eyelashes
No true love behind them, just a sinful thought
I'm not a rich man

She said she wants a ride on a brand new Cadillac
I said I've got no car, just a sinful thought
I'm not a rich man
↑ 合ってるのかな?

11/13/2009

ジョウビタキ♀「ヒートン」ビデオ

11月の初旬から、「ヒーヒーヒー トントントン」と啼く鳥がうちの玄関先に現れて、かわいかったので「ヒートン」という名前をつけて眺めてました。ジョウビタキのメスでした。毎日来てるのですが、縄張り意識が強い鳥で、車や鏡など自分の映り込む物に突進して追い払おうとしてます。




Since early November, a female Daurian Redstart has been appearing at the front of my house.  We gave her a name "Heaton" which was taken from her twittering voice.  She's so cute, however, she's brave enough for guarding her feeding area from her rivals.  In fact, they are reflections of herself in the mirror or the surface of my car.

11/12/2009

80年代の大田区大森界隈の風景

BBSの大森スレッドで紹介されてたブログ、なつかしい風景がたくさん掲載されてる。とは言っても、80年代ともなると現在とそれほど変らない感じだね。街の風景があまり変化しない一方、家の中は様変わりした。液晶テレビが2台、常用してるパソコンがサーバーも含め5台もある。80年代のコンピューター会社が家に入り込んだみたいだ。

11/11/2009

MacのMagicMouse

銀座のApple Storeで触ってみたけど、ちょっと違和感があって「欲しい」という気持ちもあるがまだ躊躇してる。カーソルの動きが遅いという評判も気になるが、改善するツールもあるらしい。

まぁ、慌てなくてもコンピューターのマウスは逃げないので...

11/09/2009

夫、どうした?


Googleの検索キーワード補助、「夫」と組み合わせ。ネタかと思って実際にGoogle試してみると、マジだわ! もう、「妻」との組み合わせ「プレゼント」とかなのに...

11/07/2009

Macの"Mail" 「波ダッシュ」への対応(その4 追加)


これはMailの実装ミスと言っていいのではないかと思う事が判明。MacのMailは、自分が書いた「波ダッシュ」はそのままiso-2022-jpで「波ダッシュ」として送信するくせに、受信したメールに「波ダッシュ」が含まれていると、フォント指定の有無にかかわらず、返信・転送時にわざわざ必ずuft-8の「全角チルダ」に変換して、全体をquoted-printableかbase64にエンコードして送る。

この実装はあきらかに間違っている。iso-2022-jpの「波ダッシュ」は、どこに返信しようが転送しようが「波ダッシュ」と解釈され、正しく表示されるからだ。

参照:
Macの"Mail" 「波ダッシュ」への対応(その1 背景)
Macの"Mail" 「波ダッシュ」への対応(その2 本編)
Macの"Mail" 「波ダッシュ」への対応(その3 その他)

Input/output error

DNSを動かしているサーバーの調子が悪い。ほぼ、1週間に1回リブートしないと、突然/var/log/messagesへの書込みができなくなる上にshutdown -r nowしてもInput/output errorが返ってくる。

どうやらあるタイミングでハードディスクにアクセスできなくなる模様。

shutdownコマンドを受け付けなくても、次の要領でカーネルに直接命令すれば再起動はする。


    echo 1 > /proc/sys/kernel/sysrq
    echo b > /proc/sysrq-trigger

だが、再起動してもディスクを認識しないため、OSを読み込まない。電源を切って再度入れると何事もなかったようにディスクを認識してOSが起動する。ただし、fsckが自動的に走り、最終的にファイルをマニュアルで直せとメッセージが出て、Read-onlyでプロンプトが出る。suして再度shutdown -r nowすると、通常通り起動する。

何かファイルが壊れているため、このようなことになるのか、使っているハードが悪いのか、よくわからない状態。面倒なので、違うPCにDebianでもインストールして構築し直してみようかと思う。

10/30/2009

米の虫に萎えまくり

前から米びつの中の田舎からもらった米に羽の虫がいくつかまぎれてたので、「気をつけなければ」と思っていたのだが、今日、幼虫が大量発生! いっきに卵からかえったのだな。最初は「選り分ければなんとか」と思ったが、あまりのことに4Kgを泣く泣く全処分。ゴミのポットに捨てました。ゴミポットが発酵するかもしれない。

これまで、米をこんなに無駄にしたことはない。もう、本当にがっくり。そういえば、今日のめざましTVの占いで、射手座が最下位だったなぁ。

Appleのタブレット

過度の期待を表明する記事を読んだが、まだ発表も発売もされていないAppleのタプレットについて、こういう議論をしてもはじまらない感じがするね。タッチパネルPCについては9月にいろいろ考察してみたが、この分野での成功要素は:


  • 価格が$300程度である
  • 軽くて落としてもダメージがほとんどない
  • PCと簡単にシンクしバックアップできる
  • オペレーションにストレスがない
  • いつでもどこでもインターネットから簡単に情報をとりだせる
というようにまとめた。まぁ、Appleがどのようなアプローチをするかが見ものだが、記事の筆者はNetbookとiPhone、ふたつの成功を同じライン上で論じているところに、間違いがある気がする。

http://toshiohattori.blogspot.com/2009/09/ms.html
http://toshiohattori.blogspot.com/2009/09/penpoint.html
http://toshiohattori.blogspot.com/2009/09/newtoniphone.html
http://toshiohattori.blogspot.com/2009/09/palm-pilot.html
http://toshiohattori.blogspot.com/2009/09/iphone.html
http://toshiohattori.blogspot.com/2009/10/pc.html

10/27/2009

屋上緑化のメンテナンス



屋上緑化、したはいいけどほっぽらかしていて枯れ草ボーボーなんてところが結構多いんだって。そこに、知り合いの社長が目をつけて、屋上緑化の格安メンテナンス専門の会社を立ち上げたので、Webページの制作をお手伝いしました。
マンションとかでも、建てたあとに屋上緑化の面倒をみてくれるようなところは少ないんだって。

10/26/2009

伊藤若冲「動植綵絵」の迫力


10月24日、東京国立博物館で催されている「皇室の名宝」を観に行った。

たいした予備知識もなく漠然と観に行ったのだが、そこで出会った伊藤若冲「動植綵絵」30編に衝撃をうけた。江戸時代中期にして、これは現代でも輝きを全く失わないポップアートだ。実際に目にしてから2日たとうとしているが、その印象が薄れない。目録の印刷を見たが実物の迫力から程遠く、購入する気になれなかった。それでもまたWEBでもう一度画像検索などして見てみるのだが、実物の迫力はまったくキャプチャーされていないので、この感動をどう伝えてよいかわからない。

実に生々しく描写された鳥の羽や足のうろこ、植物の花や葉、毛羽立つ枝につく雪などと、対照的に形式化、単純化された背景の組み合わせ、それに図案化された配置など、これまでに見た事のない世界が一幅一幅の掛け軸に展開されている。

図案的には印刷物でも十分面白い。ポスターとしてもなかなかイカしている。だが、実物の質感は何か神がかっている。30編が一同に会して公開されたのは八十数年ぶりとのことで、たまたまではあったが、こういう機会に遭遇できたことを感謝したい。

郵便局って必要?

銀行が合併を繰り返し、その分窓口はどんどん少なくなってる。窓口やATMでの手続きは手数料が高かったりする。ようするに、「銀行にはそんなに足を運んでくれるな」というメッセージを発信していて、できるだけネットでの利用を優遇しているわけだ。

で、郵便局。全国に24,000箇所って、そんなに必要なのか? 私が郵便局に出向いたのって、この1年で3〜4回、EMSとか船便を出すときだけ。そんなに用はないんだよな。田舎だと需要があるっていうけど、どんな需要? 預貯金や振込だったらATMさえあればいいし、郵便はポストがあればいい。ゆうぱっくだって電話すれば取りに来てくれる。かんぽの人もバイクで来てくれる。

現代、田舎といえども郵便局がそんなになくてもサービスを充実させることならできるはずだ。そのための規制緩和も必要だろう。ふれあいがなくなるだのなんだのって、それを郵便局に求めるのって何? 郵便局を維持する金で、何か他のことができるんじゃなかろうか。

郵政民営化は行政とその利権団体による無駄遣いを止めさせるのが第一の目的だ。金が集まるところにはそれを吸い取る奴らが集まる。吸い取ることができなくなると都合の悪い人々が民営化を逆行させようとしているだけだ。田舎の利便性確保のためなんかじゃない。

10/16/2009

ケータイから迷惑メール

ケータイが発信元で、私のケータイに迷惑メール(架空請求)が来たので、docomo に報告したところ、docomoから次のような返信が届いた。

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
このたびは、ドコモドメインからの迷惑メールの受信によって
ご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。
ドコモ メール受付担当の○○と申します。

ドコモでは、ドコモドメインから迷惑メールが送られてくる場合、
送信者に対し厳しい対処を実施するために、
以下の指定アドレスへ情報提供を行っております。

お客様からは、当方までご連絡をいただいておりますところ、
誠に恐縮ではございますが、迷惑メールの情報につきましては、
当メール受付担当では承ることができないため、以下をご参照いただき、
ご協力いただけましたら幸いです。

◇情報収集アドレス:imode-meiwaku@nttdocomo.co.jp

 ●本文の先頭に迷惑メールの「送信元アドレス」「受信日」
  「時刻」を入力し、受信した迷惑メールの件名は加工せず、
  そのまま転送をお願いいたします。
 
  ※転送する際、件名に自動で付加される「Fw>」表示は
   そのままで構いません。

 ●間違いメールや個人に対する誹謗中傷メールの情報は
  調査対象外となり、お受けしておりません。

上記アドレスに送信いただく際の注意事項などについては、
以下URLでご案内しております。

 <迷惑メールを受け取ってしまったら>
http://www.nttdocomo.co.jp/info/spam_mail/if/index.html

なお、近ごろ、携帯電話のドメインから送信されたように見える
「なりすましメール(メールソフトなどで送信元を詐称したメール)」が
確認されております。

誠に恐れ入りますが、なりすましメールにつきましては、
ドコモと契約関係のない送信元であるため、
ドコモで情報提供を承ることができません。何とぞご了承ください。

送信されてきた迷惑メールのメールヘッダをご確認いただき、
迷惑メールがパソコン経由であれば、お手数をおかけいたしますが、
以下の窓口まで情報をお寄せいただければ幸いです。

 <財団法人日本データ通信協会 迷惑メール相談センター>
 ◆電話番号 03-5974-0068
 ◆受付時間 午前10:00~午後5:00(土日祝、年末年始休業)

 <迷惑メール相談センター>
http://www.dekyo.or.jp/soudan/

このたびは、お忙しい中お問い合わせいただき、ありがとうございました。
お手数をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

------------------------------------------------------------------------
株式会社NTTドコモ
メール受付担当:○○
------------------------------------------------------------------------
■ドコモのホームページ
http://www.nttdocomo.co.jp/
■よくあるご質問(FAQ)
http://otoiawase.nttdocomo.co.jp/
■総合お問い合わせ先
 ドコモ インフォメーションセンター
 ・ドコモの携帯電話から 局番なしの『151』(無料)
 ・一般電話などから   0120-800-000
 (受付時間 午前 9:00~午後 8:00)
------------------------------------------------------------------------

元のメッセージ:
------------------------
下記内容の迷惑メールを受け取りました。悪質ですので、取り締まってください:

=======================================
FROM: net-support.11@docomo.ne.jp

※重要なお知らせ※


(株)ネットサポートの川島と申します。


この度、会員制有料サイトへの登録及び料金未納の確認がとれましたのでご連絡させて頂きました。

有料総合情報サイト、お試し期間中にご登録され、今だ退会処理がされていない為に年間登録料が発生し、長期延滞となっております。

このまま放置致しますと、誤ったご登録においても『利用規約』に則りサイト運営会社より民事訴訟を起こされる可能性がございます。

当社は『訴訟差し止め』、誤った登録の『退会代行』等、和解手続きを行う第三者機関です。

誤ったご登録、料金清算・退会処理ご希望の方は至急お電話下さい。

(株)ネットサポート
ご相談窓口 0332265539
営業時間 10時~20時
定休日:土、日、祝
担当 川島

※本メールが最終連絡となります。ご連絡なき場合は、やむを得ず法的処置へと移行する場合がございます。ご了承下さい。

10/14/2009

10月14日鉄道の日 / Oct. 14th. The day of railway


といえば、「テッピー」!
ゆるキャラの中でいちばん好き。

This is my most favorite character among all!
Long Live Teppie.

10/12/2009

Macの"Mail" 「波ダッシュ」への対応(その3 その他)

OS間での「波ダッシュ」の混乱を回避する意味でも、普段のメールには「リッチ・テキスト形式」を避け、「プレーン・テキスト形式」を使うべきだと思う。なによりそれが標準であり、互換性の考慮などという通信の本来の目的以外のことにとらわれなくて済むからだ。

面倒なことにOutloook Expressなどは、インストールしてそのままの状態だとリッチ・テキスト形式が標準に設定されている。こういうところがWindowsの嫌いな部分だ。友人がリッチ・テキストでメールしている場合、「プレーンを標準にしてね」と頼むしかない。

ところで、Jeditというエディターを使っていて、この「波ダッシュ」について面白い処理をしているのに気がついた。「全角チルダ」として表示されている字をカット&ペーストしてUTF-8形式で保存すると、EF BD 9Eとなる。だが、これを一度開いて上書き保存するとE3 80 9Cになるのだ。これは、Jeditがファイルを開く際に「全角チルダ」を「波ダッシュ」に読み替えているからに他ならない。

一度間違って実装されたものは、なかなかなかったことにはできない。Windowsのように広く普及した製品ではなおさらだ。(電流の方向が実は電子の流れと逆だったっていうことと似ている。)こういう混乱はユーザーにとって迷惑な話である上、プログラマー泣かせだなと思う。間違っていても、戻れない道というのはあって、その場合遠回りを強いられてしまうのだ。

Macの"Mail" 「波ダッシュ」への対応(その2 本編)

さて、メールの話である。インターネットのメールには、「[8bit]に透過的でない」通信路に日本語を通すために[7bit+parity bit]+[7bit+parity bit]のJISコードが使われたことで、今でもこれが標準的になっている。WindowsのメーラーもMacのメーラーもLinuxのメーラーも、基本的にプレーン・テキストのメールのやりとりには、ISO-2022JP、すなわちJISコードを使っている。JISコードが使われている限り、Windowsで入力された「波ダッシュ」も、0x2141で表されるため、Macで読み違えることはない。

実際にWindowsのメーラーから送られた「波ダッシュ」を、MacのMailでソース表示させると「$B!A(B」となっている。ここで、「$B」は[16bit]文字の始まりを表す記号で「(B」は終わりを示す記号、ASCII文字で21にあたるのが「!」、41にあたるのが「A」、この一連のコードで、単独の「波ダッシュ」を表す。このことで受け取った文字はMacでも無事に「波ダッシュ」と表示することになる。

逆の場合も同様、Macのメーラーが「$B!A(B」というコードを送れば、Windowsでもそれは「波ダッシュ」と解釈され表示される。た・だ・し、Windowsは受け取ったメッセージを表示する場合、内部的にこの「波ダッシュ」を「全角チルダ」にわざわざ変換していることに注意してほしい。つまり、Windowsのフォントでは、「波ダッシュ」を「波ダッシュ」と解釈すると、正しく表示できない場合があるからだ。(註:「場合」と言うのはVistaのフォント・セットで一部修正されているものがあるらしいからである。)

さあここからがややこしい話。メールではリッチ・テキスト形式、つまりHTML形式を使うことができるのだが、その場合、表示フォントの指定ができる。Windowsの場合、何も指定しなくても英字には「Arial」、日本語には「MS ゴシック」が表示フォントとして指定される。このように表示フォントが指定されていると、MacのMailは「$B!A(B」をわざわざ「全角チルダ」に変換して表示するらしい。Macのフォント・セットでは「波ダッシュ」と「全角チルダ」は同じ形状をしているため、ユーザーは気がつかない。(11/10/2009追記:その後、「全角チルダへの読み替え」はフォントの指定によらないことがわかった。こちら参照。)

さて、一度「波ダッシュ」を「全角チルダ」として解釈したMailは、これに本文を引用して返信したり転送したりしようとするとJISには「全角チルダ」に相当するコードがないため、Unicodeのメッセージとして送ろうとする。Unicodeは[8bit]に透過的でないと送ることができないので、さらに全体をbase64でエンコードして送るのである。

一度「全角チルダ」と読んでしまったものを「波ダッシュ」に戻してJISに変換できないのはどうかとも思うが、プログラムを書く側にとってみれば、一番簡単に表示上の問題を解決する手段だったのだろう。「全角チルダ」を「波ダッシュ」に戻すルーチンを作るには、その「全角チルダ」が元々「全角チルダ」だったのか「波ダッシュ」を一時的に「全角チルダ」に読み直したものなのか判断するルーチンを加えなければならず、プログラムが複雑化する。

このように、つまらないミスがさらにおかしな判断ミスを誘い、結果的にプログラムの実装を複雑化させ、バグの発生を誘発するという、なさけない事情がMacのMailの「波ダッシュ」への対応には見られるのだ。

10/10/2009

Macの"Mail" 「波ダッシュ」への対応(その1 背景)

「~」と「〜」。同じに見えるだろうか。Macからは同じに見えるが、Windowsからは違って見えるかもしれない。前者のは全角チルダ、後者は波ダッシュ、Unicodeでは異なる文字として扱われている。UTF-8でEF BD 9EとE3 80 9Cだ。そもそも使う目的の違うこのふたつはの文字は、その形状が似ているがゆえにとんでもない混乱をもたらしている。

なぜこんな話を切り出したかというと、友人からリッチテキストで送られてきたメールをMacのメーラーで保存したり返信したりすると、なにやらおかしな動作をするのだ。返信時にはメールの文字コードをわざわざUTF-8にした上、quoted-printableやbase64で変換して送るのである。送信前のメッセージを保存しようとするとエラーが出たりする。おかしな動作の原因がこの「波ダッシュ」のせいだということがわかり、少し調べてみた。

現在ののパソコン用OSは、文字の取扱にUnicodeを使っている。ならば、テキストのエンコードにはすべてUTF-8を用いれば簡単な話だが、パソコンで使われる文字コードにはその歴史ゆえにそう単純にいってない。複雑な事情をはしょって説明すると、Windows NTやMac OS Xが登場する以前、パソコンのスタンダードな文字コードはShift-JISだった。Shift-JISは[8bit]+[8bit]=[16bit]で漢字コードを表現し、アルファベットのASCIIコードとも親和性があった。(ASCIIコードは[7bit+parity bit]=[8bit]というコード体系である。)

一方、初期のインターネットではもともと[8bit]をベースにした文字コードを透過的に通すことができないネットワークだったため、[8bit]+[8bit]=[16bit]のShift-JISはそのままでは通信路に流せなかった。これは8bitの空間でASCIIの7bit目までで定義されていない領域を通信の制御用の文字として割り振っていたためである。通信制御用の機器間で送受されるASCIIコードは8ビット目を見なくても大丈夫だが、8bit目まできっちり定義されている文字コードについては、通信制御文字と誤認識されたり、8bit目が読まれずに文字化けしてしまうのだ。そのような事情から、インターネットで日本語を扱う時には[7bit] JIS(ISO-2022JP)という文字コードを使ってきた。

名前から察することができるように、Shift-JISの文字コードは、JISの文字コードをベースに、通信制御文字と重なることがないように「シフト」させた文字コードだ。文字自体はふたつのコード体系間で1対1で対応させることができる。

インターネットはその後、国際化と同時に通信設備も進化した物と入れ替わり、[8bit]トランスペアレントとなっていくのだが、文字コードについてはUnicodeによって世界中の文字を統一的なコード体系にまとめようという方向に向かう。国際化したパソコンOSの文字システムがUnicodeなのはこの流れだ。しかし、この過程で「波ダッシュ」混乱の火種がまかれる。Unicodeの仕様書において、「波ダッシュ」がこれまでShift-JISで使われていたのとは鏡対象の形状を誤ってサンプルに載せてしまったのだ。その一方で、「全角チルダ」を従来の「波ダッシュ」の形状で載せた。JISで「全角チルダ」の文字コードは定義がない。

ここで我らがMSの登場。WindowsのUnicode採用にあたって、Shift-JISの「波ダッシュ」を本来のUnicodeの「波ダッシュ」は形状が逆であるため、「全角チルダ」に対応するようにしてしまったのだ。こうして、UTF-8で本来の「波ダッシュ」として書かれた文字をWindowsは正しく表示できなかったりするという症状が出始めることとなる。

つづく

10/09/2009

違法コピー 威圧的な言葉だ / "Illegal copy" -- what f*cking words.

「自分の持っている物を友達に分け与える」という人間的美徳に関わる行為であるところが、違法コピーについて様々な思いを抱く要因である。また、人類の文化はコピーによって発展してきていることも、「違法」という言葉でしめつけられることへの抵抗の減点になっている。そもそも、現代遺産としてのこされているものは、過去にたくさんコピーされたが故に残っているのだ。王羲之の書も原本はすべて失われているが、コピーが伝わっているからこそ、現代でもそれに触れることができる。日本書紀も書き写されてきたからこそ現存している。コピーが少ない物は簡単に失われるのだ。

今から3000年後、人類は中国大陸でミッキーマウスを発見するかもしれないのだ。

"Sharing something one owns with friends"  -- This is the beauty of human nature, however, it invokes complexed feeling against the wording: "illegal copy".  Today's culture has been developed by copying something by people's hands, therefore, "illegal" sounds very displeasing and suppressive.   Many valuable legacies were inherited by copies in the past.  All the originals of Wang Xizhi's calligraphies have been lost but we can see them, today, by copies.  Japanese oldest history books survives because they were copied by our ancients, hand by hand.   Everything is easily lost if its copies were few.

3000 years later from now, people may discover Mickey Mouse in China, seriously.

10/07/2009

iPhone用アプリ / iPhone App

Many of iPhone app cost under $10.   If 1000 copies of $3 app were sold, it makes $3,000.   It requires 10,000 copies and more to be sold, to bring an enough wealth to the individual.   A company should sell more.    Majority hesitates to download apps even if they were very cheap like $1, while free apps were welcome.  

Application software is a quite different software content to music.   It requires more time to make it "FUNCTION" as well as engaging some idea and sense.  The developer need to establish a cash flow from other source else.

iPhoneアプリのほとんどが1000円しない。300円のアプリを1000本売っても300,000。1万本は売らないと個人でさえ儲かった気にならない。会社ならもっとだ。大方、100円でもとるとダウンロードを躊躇する。タダならいくらでもダウンロードする。

アプリケーションは音楽とは全く違う類のソフトウェア・コンテンツだ。あるアイディアとセンスをまとめると同時に、「機能」させるためにさらに時間を割かなくてはならない。開発するなら、収入源は別に考えないとだめだ。

10/04/2009

DSもタッチパネルPC

タッチパネルPCの市場セグメントでの成功要因について、すこし考察してきたが、Nintendo DSのことを取りこぼしていた。

私はパソコンやパソコン通信にのめり込んだことはあるが、ゲームはほとんどしないし、ちょっとやってもすぐに飽きる質だ。ファミコンも持ってないし、パソコン用のゲームもMacを始めて買った時にMacGolfを買っただけだ。PlayStation2もほとんどDVDプレーヤーとして使い、持っているゲームは正月に親戚とやるために「みんなのゴルフ3」と「太鼓の達人+タタコン」を持っているだけだ。(そんだけ持ってれば十分か... 実は正月に遊ぶためだけにWiiも買ったのだが、普段は電源を入れることが全くない。)

そんな私が、自分で遊んでみるためだけにDS Liteを躊躇せずに買った。はやりの「脳トレ」を体験してみたかったからだ。躊躇無く買った理由は簡単、

  • 2万円しない
  • ネットにつなげてなんかできそう
程度のことだ。その後リズム天国というゲームを買ってしばらく遊んだが、案の定すぐに飽きた。その後、DSiも発売されたが、今はそれほど興味をもっていない。

DSを使っていてよく感じるのは、「なんでゲームのカートリッジに縛られてるんだ」ということだ。同じように感じている人が多いため。DS用にはゲームをSDカードにまとめてインストールできるようなキットが出回っている。DSは


  • 価格が$300程度である
  • 軽くて落としてもダメージがほとんどない
  • オペレーションにストレスがない
  • いつでもどこでもインターネットから簡単に情報をとりだせる
という要素を持ち合わせているのでヒットは当然なのだが、「PCと簡単にシンクしバックアップできる」という要素だけ持ち合わせていない。どうして未だにカートリッジの取っ替え引っ替えにそこまでこだわるのだろう。ユーザーが望んでいることの提供に躊躇していると、AppleのApp Storeにやられてしまわないだろうか。

現代の傾向だが、知的プロパティの「コピー」に対してやたらと厳しすぎ、少々行き過ぎているように感じる。逆に、ミッキーマウスの権利を100年近く主張し続けられるような社会を「良し」としていいのだろうか。

話がそれてしまった...

10/02/2009

さて、再びタブレットPC

Microsoftのブック型タッチパッドPCの情報につづき、AppleがiPhone OSを搭載した10.7"画面のタッチパッドを準備中との情報。次期尚早ではないか。

PenPoint、Newton、Palm Pilot、iPhoneとタッチパネルPCの歴史を振り返ってきて、このセグメントでの成功要因は次のようにまとめられそうだ。

  • 価格が$300程度である
  • 軽くて落としてもダメージがほとんどない
  • PCと簡単にシンクしバックアップできる
  • オペレーションにストレスがない
  • いつでもどこでもインターネットから簡単に情報をとりだせる
最初の4点をPalm Pilotがクリアし、インターネット時代になってiPhoneが4点目の革新をしたうえに5点目もクリアした。そして今これだけのブームとなっているのだ。

しかし、MicrosoftもAppleも新しいタッチパッドで最初の2点を忘れてないだろうか。大事に鞄に入れてある場所からある場所に持ち歩くだけの携帯型なら、ネットブックで十分だ。タッチ式にしているというのは、持ち歩きと同時に操作をするというためのものだろう。落とす心配がつねにつきまとう。電子ブックを読んでて寝てしまったら、てから滑り落ちてガシャンってことは、誰もが容易に想像することである。操作性で革新を持ち込めば使ってもらえるというような幻想は、新しい武器を手に入れたら戦争してみたくなるような感覚ではないだろうか。

噂やらコンセプト・デモの段階で批判するのもどうかとは思うが、どいらも、触ってみたくても買う気になれない物が出来上がってしまう危険性をおおいにはらんでいる。

考えるに、このセグメントでの次の革新は紙のような大きさ薄さ、しなやかさが実現することではないだろうか。落としても曲げてもダメージがなく、$300程度の価格であれば、場所をとってゴミにもなる紙媒体や、画面の小さいなデジタル・ガジェットの煩わしさから、私たちを解放してくれるはずだ。

Appleの10.7"という画面サイズで思ったのだが、このサイズでiPhone OSというなら、ぜひカーナビを作ってほしい。というかカーナビであってほしい。カーナビなら落とさない。革新的な操作性がほしい。私が今使っているカーナビの使いにくさといったらもう!

SNSが複雑すぎて SNS is much complicated to me

Twitterをだいぶ把握したので、今度は本社アメリカの友人とやりとりするためにFaceBookにも登録してみた。これまた、何が何やら最初は全く理解不能。どうやら、twitterに文字制限をなくして、写真や動画を貼り込めるようにしたもののような感じ。全体としてはmixiに似てる、お友達同士にクローズしたネットワークらしい。「らしい」くらいしか理解できてない。

フェイスブック・ページっていう機能があって、これはなんか個人向けじゃないビジネスとかファンクラブみたいのが使うためのものらしい。で、それぞれの個人のページを見るのには「友達」になって、フェイスブック・ページを見るためには「ファン」にならないといけない–––のかな?

Twitterに自動的にリンクできるのはフェイスブック・ページだけ。本当?

でもって、今日新たにBrightKiteってなんだろうと思ってアクセスしてみた。なんとFaceBookのアカウントで登録できた。何で??? わからないことばっかり。

As I came to familiar to Twitter, now.  So, this time, I had registered to FaceBook in order to communicate with my colleagues in the US.   Again, I was lost in my early steps.   I suppose that it is like another twitter with photo/movie capability taking out 140-letter-limitation.  More like "mixi", I suppose it is the closed communication between friends.  I'm just supposing and not sure.

There is a function called "Facebook Page", and this doesn't seem to be provided for personal use but for business or fan club.  You must be "Friend" to browse personal page and you must be "Fan" to browse Facebook Page. ...am I right?

Only Facebook Page can feed twitter.  Is it true?

And today, I accessed BrightKite wondering what it is.  I can register by using my Facebook account.  Why???  Now what?   There's a lot of mysteries.

9/30/2009

なぜiPhoneが?

Palm PilotがブームになったおかげでPDA市場に火がついた感があったが、記憶するかぎりそれは2年ももたなかった。ガジェット好きはWindows CEがWordやExcelまで持ち歩けることに興奮してたりしたが、多くの人にとって持ち歩いて便利なのはコンタクト・リスト程度だということがわかってしまった。

今でも、スケジューラーすら使われているのをあまり見かけない。主に使われているのはコンタクト・リストとメールの機能、そしてこれらは安価な携帯電話端末に標準搭載されてしまった。これらの機能だけで事足りない人はWindows CEやPalm搭載のスマート・フォンを求めることになるが、ブームと言えるほどのヒットにはならず、数々の携帯電話端末のバリエーションの中でのハイエンドという程度だ。

2002年、ハイエンドとしての機能を極めて、エンタープライズ向けとして市場に出てきたのがBlackBerryだ。この製品はタッチパネルPCというよりもむしろ超小型コンピューター端末で、PenPointからの流れを汲む物にはとても見えない。また、ビジネス・ユースに特化した点、入力には超小型キーボードを採用した点などから、Palm Pilotが一世を風靡したような時代を変えるイノベーションとはならなかったように思う。

Palm Pilotから10年、2007年になってiPhoneがデビューする。10年間、このセグメントに動きがなかったというわけではなく、Windows CEとPalmが覇権を争う中、Palmが脱落して行った。携帯電話は一気に普及し、アナログからデジタルへ、そして3Gでキャパ(通信速度)がぐんと大きくなる。また、カラー液晶やフラッシュ・メモリーの価格が劇的に下がっていった。

Palmが脱落していく過程で、タッチパネルのインターフェースとしての進化は進まず、逆にBlackBerryのようにキーが増えていくことになり、「文字認識機能」はもはや入力を効率化させるものではないと認知されるようになった。キー入力の方が断然効率よかったわけだ。

そんな状況下でのiPhone登場だ。驚いたことにiPhoneにはボタンがひとつしかなかった。ボタンがないどころか、ペンすらないのだ。iPhoneはPDAに再びタッチパネルを蘇らせることになった。もちろん、
  1. 胸ポケットサイズ
  2. PCとの効率的で容易なシンク/バックアップ
という点はぬかりない。価格は最初$499であったが、これも年末商戦には辛くも$400を切るところまで下げることとなった。やはりまたしても、この携帯型のタッチパネルPCというセグメントでは$300近辺の価格付けがもっとも重要だということが証明されたことになる。$500になると、やはり躊躇する値段なのだ。

しかし、iPhoneはどこがそんなにも革新的だというのだろうか。確かにマルチタッチの操作感は新しい。しかし、フリックのような操作などはPenPointですでに実装されていたものだ。画面のイメージもちょっとしたギミックがあるだけで、これまでのPDAとそれほど変っていない。むしろ踏襲している部分が多い。いったい何が、Steve Jobsをして「電話を再発明した」と言わしめるほどの革新で、人々は夢中になっているのだろう。

ふたつのポイントがあると思う。ひとつはWEB 2.0 アプリケーションを積極導入していること、もうひとつはこのハンドヘルドのタッチパネルを、ひとつの物:オブジェクトとしてインターフェースを再構築したことだ。

人がこの新しい「物」にどう対峙するのか。PenPointの場合ノートにならった。Palm Pilotの場合メモ帳にならった。しかし、iPhoneを使ってみると何か全く新しい道具に接するような感覚をおぼえる。ペンを介在させないというのも、これが人と直接インタラクトする「物』であるという感覚を助長している。わかりやすいところで、画面のスクロールがペンやマウスを介在させた場合、ウィンドウの脇のスクロール・バーを下方向に動かせば画面は上にスクロールし、上方向に動かせば下に行く。iPhoneの場合、実際に机の上に置いてある紙を指で動かすのと全く同じ作法でいい。ふたつの指で引っ張ればのびる、振れば混ざる、斜めにすれば滑る。これらのインターフェースのおかげで、ペン、マウス、ボタンといった「道具を使うための道具」とその細々とした流儀から解放されたということだ。


今日、携帯端末でのインターネットからの情報への依存度は非常に高くなっった。にも関わらず、いわゆるスマートフォンでさえも、単純に小さな画面にPC用Webページが表示できる程度のものだった。iPhoneでは最初から、人気のYouTubeや携帯して便利なGoogle Mapをブラウズするために専用アプリケーションが用意され、iTunesで音楽のダウンロード購入もできるようになっていた。これすべて背後にはWEB 2.0がある。後にサードパーティもWebサービスをぐっと使いやすくするアプリケーションを投入することになるが、iPhoneは最初に、PCブラウザーの代用ではないWeb 2.0時代における携帯アプリケーションの作り方のお手本、ネットに散らばる情報を手の中で操る方法を示したのである。

かくして、$300クラスで、小さく軽く、どこでもネットから情報収集可能、感覚的に操作できて、PCとシンクして、落としても価値ある情報が失われたりしないタッチパネルPCが、メモやアドレス・リスト程度しか使い物にならなかったPDAと、やたらとキー操作の面倒な携帯電話とが支配していたセグメントを革新し、のちにAndroid、Palm Pre(WebOS)などの追随者が登場してくるのだ。

(写真はiPod Touch。iPod TouchにはWiFIが搭載されているので、通信機能付きPDAとして便利だが、使える場所を選んでしまうのが残念。iPhoneとiPod touchはこれから携帯キャリアの通信大容量化と低価格化に圧力を加えていくことになると思う。)


9/25/2009

タッチタブレット最初の成功 Palm Pilot

Newtonのさらに3年後、1996年、モデム・メーカーのUSRobotics社からPilot、後のPalmが発売される。

私は当時、USRobotics社のコンペティターに勤めていたが、アメリカの本社に出張した際に、多くの社員の胸ポケットにこのPilotを見つけ、「これはただ事ではない」とすぐに購入した。すぐに購入したのは、なによりもすぐに購入できる金額だったからにほかならない。クレードルがついて$299、Macへの接続キットを購入しても4万円しないくらいだったと思う。

この時点で、PilotはGOやAppleが超えられたなかったハードルを、見事にクリアしていた。つまり、
  1. 安くて軽く、落としても物理的ダメージが少ない。
  2. 乾電池で長時間動作する。
  3. PCへのバックアップ/シンクが簡単。
となった。さらにもう一つ重要なポイントは、英語圏、あるいはアルファベット圏ならではのことだったのだが、画期的な入力効率化のテクノロジー:Graffitiの搭載だ。正直この発想の転換には感動した。

Graffitiは、Pilotが認識しやすいよう、アルファベットに独自の書き方を定義した入力専用書式で、最初は表を見ながらおぼつかないまでも、馴れてしまうと圧倒的に効率的に文字を、あるいは文章を入力できた。Pilotの開発者は、コンピューターに個人の書き癖を憶えさせるよりも、人間が簡単な文字を憶えた方が早いことを「発見」したのだ。

この「発見」により、Pilotは紙の手帳を超える恩恵をユーザーにもたらしてくれることになった。当時のビジネス用のパソコンはWindows 95が出た直後だったが、アメリカではWindows 3.1 for Workgroupが一般化してきており、これらのOS上で動くバックアップ用のソフトもバンドルされていた。Macintosh用のソフトもあったが、こちらは別売りだった。これらのソフトのおかげでバックアップ/シンクは非常に簡単で、Pilotは持ち歩きのできるデスクトップPCのフロント・エンドとして、会議や商談の便利なツールとなった(気がした)。

「気がした」と書いたのはほかでもない、購入した万人に本当に役立ったかどうかはやや疑問だからだ。事実、私は日本人だったということもあり、たいして役に立った記憶はない。1年後には使わなくなって、電池が切れて中のデータもパーになった。それでも、このガジェットは十分楽しめたという思いがある。

少なくとも多くの人に、実際に買って使ってみようと思わせたところにPalm Pilotの価値がある。GOのPenPointにもAppleのNewtonにもそれはなかった。

このセグメントにおいて、誰もが持ち歩くメモがデスクトップのPCと連動してくれたら、さぞや楽で便利だろうなとは思っていた。PCに入れたコンタクト・リストを手帳に一々書き写す必要もなくなるし、出先で書き込んだ予定をPCに入力し直す必要もなくなる。だが、出先で認識力の悪い入力方法でイライラしたり、高額な機械を落として壊してしまう恐怖感を持ち歩くのは勘弁願いたかった。$300というのは実に良い価格だった。Palm Pilotはその大きさ、重さ、価格、性能で、見事にコンシューマーの心に飛び込めたのだ。

Palm Pilotはその華々しいデビューにもかかわらず、長くはその地位を保てなかった。しばらくして携帯電話が普及してくると、Palm Pilotのアドバンテージは失せて行ってしまい、このセグメントは携帯電話とノートPCにより支配されることになった。面白いことに、このセグメントでのMicrosoftは常に脇役だ。Windows CEはPCとの連携でかなりのことができたが、ニッチなままだ。

NewtonがiPhoneになれなかったのは?

GO社のPenPointに続いて、業界を注目を集めたのはApple社のNewtonだった。John Sculleyの肝いりで1992年に登場した。

私はこの製品が発表されてすぐ、いったいマーケティング屋が企画する商品というのがどのくらいハイテク市場に受け入れられるのか、かなり懐疑的な目で見ていた。というのも、当時私の勤めていた会社で、マーケティング屋が「ファミコン・トレード」という商品+ネットワーク・サービスを立ち上げるも、ほとんどユーザーがつかなかったからである。

「ファミコン・トレード」の発想はおおよそ次のような理屈だ。
  1. 株式取引にはタイムリーな情報が不可欠である。
  2. トレーダーが情報を取るにはコンピューターが最も適している。
  3. ファミコンはパソコンより遥かに家庭に普及しているコンピューターである。
  4. ファミコンで株式情報提供とトレードができるシステムを提供すればターゲットの母数が大きい。
出来上がったプログラムはなかなかチャーミングで、まるでゲームのような操作感で株式情報を得ることができた。だが、結果としてこれは大コケに終わった。ゲームをするために買ったファミコンで株をやろうと思う人がいなかったのだ。その上、当時のネットワークといえば電話とモデム。テレビがあるのは居間、電話は玄関先にある状況で、ファミコンを電源につなぎ、テレビにつなぎ、電話線につなぐなんて面倒なこと、パソコン通信すらやってないオヤジどもがやるはずもなかったのだ。(今ならDSで株式トレードといっても、すんなり受け入れられる状況になり、世の中進んだものだと思う。)

「ファミコン・トレード」と同時期「プロ野球VAN」という、同じくファミコンをネットにつないで、プロ野球のリアルタイム情報をファミコンの中のキャラで再現するというのがあったが、これにいたっては「テレビやラジオの方がはやいだろう」と突っ込みたくなるようなサービスだった。

いづれも、マーケティング屋が「市場のデータはこうだから、オレはやらないがやる人はいるだろう」という発想で作られた商品/サービスだ。作っている人間でさえ、自分の家では使わないという無責任な代物だった。

私の見る限り、Newtonもやはりこの類だった。「個々人が持つ手帳を使いやすく電子化すれば、パソコンよりずっとターゲットの母数は大きい」というのがNewtonのスタート・ポイント。John Sculleyは「私が使いたいのはこういう物だ」という思い入れはどこにも感じられなかった。(実際の開発はもう少し複雑なAppleの内部的な事情がある。最初はMacintoshに替わる新しいパーソナル・メディアという発想だったらしい。しかし、カニバライズを避けた結果がPDAというセグメント設定に行き着いた。)

PenPointと同じく、あるいはファミコン・トレードと同じく、Newtonの出来映えは目をひくものだった。PenPointを引き継ぐようなUIも見られるが、Apple的なちょっとしたギミックは一度使ってみたくなるものだった。だが、引っかかったのはその大きさと価格だ。184 x 114 mmという大きさはポケットに入れるには大きすぎ、$700という価格は手帳の代わりにしては高すぎる。当時、SharpがZaurusという電子手帳でこのセグメントをリードしていたが、やはり5万円以上の金を積んでまで、手帳を電子化する意味を見出せなかった。

バッテリーの持ちも悪く、電池切れのNewtonでは手帳以下の役立たず。とても手を出す気にならない。

NewtonがPenPointと違っていたのは、その後数年にわたりAppleがプロジェクトを温存し、アップグレードを重ねたことだろう。ただし、一度もユーザーの心をとらえることができぬまま迷走した末に、Steve Jobsによって葬られた。(すでにGil Amelioの時代には見放されてはいた。)

面白いことに、Newtonに搭載されたUIやアプリケーションは現在のiPhoneに相当引き継がれている。当初、NewtonはPCやMacが過去にそうであったように、人々の仕事の仕方を劇的に変えるものとしてテクノロジーを注ぎ込んだ。にもかかわらずNewtonが成功しなかったのは、このセグメントで必要だったテクノロジー、たとえばワイヤレス通信やインターネットなどがこの当時まだ整っていなかったからと言えるのだろうか。

私はそうではないと思っている。現に3年後に出たPalm Pilotはインターネット普及前に広く市場に受け入れられたのだ。ここでもやはり、Newtonは何も日常の煩わしさから解放してくれないものだったのだ。紙の手帳に比べ、手書き認識は効率が悪く、大きくて重く、落とせば被害甚大、バッテリーの持ちは悪く、PCとのデータのシンクは面倒。はたしてNewtonを指揮したAppleのマーケティング担当は、自分でこれを買って使いたいと思っただろうか。マーケティングからはイノベーションが生まれにくいという好例だと思う。


9/24/2009

PenPointはどうして成功できなかったか

GOのPenPointが注目されてすぐに、MicrosoftがWindows for Penを発表してハードメーカーに働きかけた。まだ、MSはWindows for Penを完成させるには程遠い状態だったにもかかわらず、この理不尽なメーカーへの圧力のせいでPenPointの市場が潰された。本当にそうなのか?

「技術的に優れたものが普及するとは限らない」とは家庭用ビデオの標準戦争にからめてよく言われるが、実はWindows for Penも勝者ではない。コンシューマーはそんなものが欲しくなかった、というのが本当のところだ。

PenPointが想定したターゲットはハンドヘルド型のタッチパネルPCを持ち歩きながらデータ入力するような作業、たとえば機器の点検作業であるとか、保険の勧誘、在庫管理の作業などだ。ホワイトカラー用に、会議のメモやスケジュール、コンタクト管理にも、持ち歩きに便利なPCとなるだろうと思われた。当時のデモは今見ても魅力的だ。

だが、実際にのコンピューターを買う側には次のようなわだかまりがある。
  1. 携帯するには重くて大きい。
  2. タブレットPCは高額で、落として破損でもしたら収集したデータも含めて損害が計り知れない。
  3. 文字認識は正確さに欠けるため、ペンによる文字入力は効率性に欠ける。
  4. データのシンク作業が面倒。
受け入れられる技術は、人間を何かから解放してくれるものだ。しかし、PenPointは注目される技術でありながら、それを使うユーザーは煩わしさから解放されるどころか、心配事を増やしてしまう方向を向いていたことになる。データ入力作業の効率化を考えていたとしても、すぐさま飛びつくにはハードルが高すぎる。

すぐにユーザーがつかないということは、そのプラットフォームに対する将来の不安もつきまとってくるため、ますます導入は躊躇されるようになる。悪循環のはじまりだ。

こうして振り返ってみれば、PenPointには成功できる要素が備わっておらず、単に技術的なShowCaseでしかなかったと言える。PenPointは3年早かったと言われることもあるが、3年後でも同じ結果だったろう。しかし、ここから得られた教訓は、次の世代に引き継がれるのである。

9/23/2009

MSのマルチタッチ・タブレットのプロトタイプ


モックアップの段階だそうだが、Microsoftが取り組んでいるマルチタッチ・タブレットのプロトタイプとコンセプト・デモのビデオをGIZMODOが公開している。本当なのかどうなのかはわからないが、こういうブックタイプのタッチパネルというと、かつて注目を浴びたGO社のPenPointOSを思い出す。

Ver.1.0がリリースされたのが1992年1月とのことだが、もう少し前から発表されてたと記憶している。A4サイズ程度のタッチパネルPCをペンで操作するという、新しいパラダイムを提示して評判になった。PCの画面はノートに見立てられ、アプリケーションはタブで見出しがついたページとして表現されていた。ペンによるジェスチャーでアプリを操作し、文字認識機能もついていたので基本は手書き入力だ。

この新しいコンセプトに業界は一時的に盛り上がった。盛り上がりを見逃さなかったのがMicrosoftだ。すぐさま、Windows Penだったか、ペン入力に対応したWindowsを発表した。さてどちらのOSがこの市場の覇権を握るか、と注目され、メーカーからはいくつかのタッチバネルPCが発売されるが、結局いまいちセールスはぱっとせず、GOもAT&Tの傘下となったりしたが資金が尽きることとなる。GOのPenPointOSはとても魅力的で将来有望に思えたのだが、残念ながら生き残ることはできなかった。

ペン入力の次の仕掛人はAppleだった。1993年にKnowledge Navigatorを理想に掲げるJohn Sculleyの肝いりで市場投入され、これまた注目となった。しかし、セールスは伸びずじまい。ついには1998年にSteve Jobsの手により葬り去られることとなった。

結局、最初にペン・コンピューティングを商業的に成功させたのはUSRobosticsのPilot、後のPalmだ。GOやAppleに比べると、ぐっとスケールダウンしたハードウェアは、まともな文字認識機能も持っておらず、逆に人間がPalm Pilotに認識しやすい特殊な文字で入力するという形式だったが、これが実に効率よく、さくさくと入力ができた。皮肉なことに、機械に人間の文字を憶えさせるよりも、人間が機械に対応した方が早かったわけだ。

ワイシャツの胸ポケットに納まるサイズも、ファッション的に広く受け入れられた。発売された1996年当時、私は電子手帳とかPDAとかに全く興味がなかったのだが、アメリカ出張のとき多くの現地社員が胸にPilotを入れていたのにおどろき、あわてて購入して帰国したくらいだ。(もちろん日本語対応なしだったが。)Newtonが10万円以上したのに比べ、たしか3万〜4万円で買えたというのもヒットの理由だろう。

MSはPalm Pilotの成功を黙ってみているわけもなく、Windows CEですぐさま追随しCompaqなどから端末が発売された。しかし、競争により搭載されるアプリケーションの複雑さが増すにつれ、また、コンタクト・リストなどPDAとしての重要な機能が携帯電話に奪われてしまい、両者ともユーザーの支持を失っていく。

現在、タッチパネルPCの主役となっているのはiPhoneだ。面白いことに、iPhoneはペン入力ではない。また、今回リークされているMSのタッチパネルもペン入力ではない。コンピューターへの入力に、ペンは決して使いやすい道具でなかったということだ。タッチパネルPCに対する試行錯誤は、様々なマーケティング的示唆を与えてくれる。コンシューマーの心をとらえるというのはどういうことなのか、少し考察してみたい。

9/21/2009

Don't make a fool on China 中国をなめんな

In the TV program "Sakiyomi", it criticized that many Japanese individual's names are registered as trade marks in China and strange Japanese words are printed and seen everywhere.

Wait, wait. English is so misused in Japan, isn't it? Nikon was named after Ikon, wasn't it? How do you think "Kewpie", the name of Japanese mayo maker? There is a bakery called "Pompador"


サキヨミで、中国内で日本人の個人名が商標登録され、おかしな日本語が商品などに印刷されてたりする、ということを批判的に放送してた。

まてまて、日本の英語も相当おかしいぞ。NikonはIkonからとった名前じゃなかった? マヨネーズのキューピーはどうなんだ?
ポンパドウルなんてパン屋もあるぞ。

9/17/2009

カラオケ

外来語でちょっと思い出したけど、今や日本から世界に排出した言葉/概念で「カラオケ」があるけど、Macの国語辞書では「空オケ」ってなっているのね。全部カタカナじゃなくて。

伴奏だけで歌の入っていない録音のことを、「歌部分が空のオーケストラ」、略して「空オケ」だけど、オーケストラって外来語じゃん。Vocal Track Omitted Recording の略でVTORとかにならなくてよかったね。もしなってたら、この言葉が輸入されて「ヴィーター」なんて呼ばれたかも。

「スシ」「テリヤキ」は日本語だけど、「テンプラ」はフルで外来語。

「テリヤキ」で思い出したが、日本の鉄板焼き肉はアメリカで「ヒバチ・ステーキ」。「ヒバチ・ステーキ」って日本人が聞いたらちょっと違うもの想像しちゃうね。

漢文の読み下し文ってルー語だな

よく、カタカナの外来語を多用しないで日本語を使え、なんて言われるけど、言葉は新概念とともにやってくるからそうもいかない。そもそもその日本語だって、漢語多用だし。

「天下の鰥寡孤独を存養し、禍亡の家を賑贍す。」

なんてこと言うやついたら、「ヤマトのことばでしゃべれよ。かぶれてんなぁ。」って言われたろうね。

「このワールドのロンサム・ピープルのライフをサポートし、ディザスターのビクチムとなったファミリーにフィードする。」

って感じに聞こえたろうから。インテリっつうのは昔から外国語を多用することになるよな。「鰥寡孤独」なんて4文字だけど、やまと言葉にすると長いもんな。

9/16/2009

改革か変革か

鳩山民主党政権発足。これって明治維新以来の変革?

徳川幕府から明治政府が政権を奪ったとき、利権の中心は江戸城に勤める武士だった。武士は「禄」を受け取って政務を担当していたが、明治政府が政権をとってこの仕組みは崩壊する。それぞれの国を支配していた大名もその地位を保証されなくなる。徳川幕府は200年も続いたため、禄をうけてる武士層が肥大化し、制度的にもう限界だったという背景があり、新政府はこれを一度スクラップして新たにつくり換えざるを得なかった。

現代の官僚組織も明治以来連綿と太り続けてきた利権構造だ。民主党が政権をとった背景は、基本的にこの利権構造の制度疲労が社会に歪みを生んだ結果だろう。

社会は同じことを繰り返している。遠く昔、大化の改新も同じ理屈だったのではないか。日本の社会は常に世界につながっていて、海外情勢はいつの時代も硬直した構造にきびしいものだ。中国やインドなどの経済的台頭も、政権交代を促す因子だったに違いない。

だが、利権構造はすぐには変らない。中国でも随はすぐに滅んで唐が完成させた。大化の改新も天智天皇のあとに天武天皇が、明治も大久保のあとに西南戦争を経て伊藤がなしとげた。

小泉がやろうとしたのは改革だが、今度の政権交代は変革。だけど、変革の第一ステージなのかもしれない。

twitterのまとめ

使い始めて6日、これまでのところをまとめてみたいと思う。

最初に感想だが、
  • 発想が極めてシンプルである
  • APIがすべて公開されている
という2点から、これはSecondLifeのごとき怪しげなメディアとは一線を画するものだなと感じた。なんでもない個人的なつぶやきを垂れ流すだけでありながら、ブログをRSSで発信するのとは違う不思議な出会いがあり、メールやショート・メッセージングのように、相手に返事を要求するようなものでないところも、いかにもインターネット的なゆるさだ。そのゆるさゆえに、ある目的にそって使うための様々な周辺アプリ/サービスが開発されているのも、このゆるいコミュニケーションが人々に求められているものだということを証明しているようだ。

しかし、登録してすぐには「何をどうしていいかわからない」状況に陥るのも正直なところ。友人からも、アカウントは持っていても何に使っていいかわからない、という感想を聞く。本来、「何かに使う目的を持たなくてよいメディア」なのかもしれないが、人間目的なしに道具は使わないものだ。

私が最初に見つけた「使う目的」は、自分のブログのフライヤーとしての役割だ。私の場合、ブログですらやってみようと思ったのは1年前からで、自宅のサーバーやmixi、現在はBloggerを使って書き始めたのだが、詠んでもらえる見込みのない文章を書き続けるのは苦痛だ。せいぜい備忘録にしかならない。だが、ブログの書込みをtwitterにフィードする設定をするだけで、誰かが海に流したビンを拾ってくれそうな期待感がぐっと高まる。フライヤーを配るのと同じ期待感だ。期待感としたのは、実際に効果があるかどうかがわからないからそういうのだけれど、ブログを書くモチベーションは断然違ってくる。

そのように思っている人が多いからこそ、twitterfeedのようなサービスも生まれてきたわけだ。

次の興味は、これをなんとか自分のビジネスへの応用。FukusukeやDellをはじめ、多くの企業がすでにtwitterで情報をフィードしている。デジタル・サイネージは面白い出口になるのではなかろうか。デジタル・サイネージは現在、テレビ広告の代替としてとらえているむきが多いが、実は背後にこうしたゆるいコミュニケーションを組み込んだときに、新たな局面をむかえるのだと確信している。

昨年までIP電話の会社の役員をしていたが、IP電話が電話から脱皮させたいと思いつつ、資金調達をめぐるゴタゴタで途中で離脱してしまった。IP電話ベンチャーはすでに壊滅的であるけれど、twitterはひとつのヒントだったかもしれない。twitterでアイドルのストーカー的なフォローをすることにはまるで興味がわかないが、ツールとしてはわくわくする要素がたくさんある。


SafariでPDFが読めない

Snow Leopardにしたら、SafariでPDFを開かなくなった。これはAdobeのPDFプラグインが64bitに対応していないからだそうで、今のところSafariを32bitモードで立ち上げるしかないらしい。じゃ、なんでFlashは表示されるの???

OSのアップグレードを早めにやると、こういう面倒なことに巻き込まれる。いつも新OSには慎重なのに、なんで今回は発売されてすぐに購入しちゃったんだろ。Time Machineに使ってたディスクがいっぱいになってたので、あせってたんだった... ああぁ。まぁ、嘆くほど面倒でもないし実害もないのでしばらく32bitで使うか。

明日はこれまでtwitterを使ってみてのまとめを書いてみようと思う。

9/15/2009

OSX86 on Dell mini 9 restored

It took me very complicated steps to install the latest version (10.5.8) of Leopard. I followed the instruction compiled by "mechdrew". I abandoned upgrading it to Snow Leopard because currently Audio is not said to be working correctly. Previously, I used DellEFI to set it up, however, thanks to Meklort's NetbookBootMaker.app, the installation of Chameleon became easier. But in the very last of the installation, the Chameleon failed to find the right kernel to boot up, saying "Can't find Mach_kernel 10.5.6"

It was remedied by following steps:

1. On the Chameleon screen, type "mach_kernel" and hit return. (The characters are shown at the bottom.)
2. OS X starts up.
3. Use Terminal and go to /Extra directory.
4. Find com.apple.Boot.plist
5. sudo vi com.apple.Boot.plist and find the string "mach_kernel.10.5.6", erase ".10.5.6" and save it. (You know how to use vi.)
6. Restart the system.

After all, the system became stable now, however, there're still small glitches in "reboot after sleep", though.

I got a lesson: Don't upgrade the system before gathering foregoers' wits.


9/14/2009

Dell mini 9へのOS X 再インストール

まぁもともと無茶な夢を見てるわけで、インストールに苦労するのは仕方ないにしろ、何がどうなってるのかわからない。ドライバーのどれかがおかしくて立ち上がらなくなったみたいだけど、結局は再インストールするしかないみたい。

インストールの作業は、前回やったときより数段に進化してるみたいなので、この際Snow Leopardを入れちゃおうかと思ったけど、そうするとまだオーディオがサポートされてないらしい。仕方ないのでLeopardの最新バージョンにしておくか。

だいっきらいなWindowsだが、ものすごい種類のPCで動いているということは感心するなぁ。Linuxだって様々なPCでちゃんと起動するのに... 結局EFIでのブートだったり、OS自体のプロテクトだったり、apple以外の機種で動かないようにわざわざ難しくしてるんだよなぁ。Darwinがオープンソースなのに。動作保証はしなくていいから、もう少しハードルを下げればOSのみの売上も伸びるでしょうに。Solarisみたいにさ。まぁ、ハード+ソフト=appleのビジネスモデルでは無理だろうけど。

twitter 5日目

登録して5日目なわけだが、ちょっとやってみただけで現時点でのインターネットについての勉強不足が認識できた。いろんなものが同時進行で発展してるんだな。追いつくのはたいへんだ。去年はSecondLifeが注目を浴びてたが、今ではほとんど聞かない。あれは生活に必要な感じがしなかったから、正直、無視してた。じゃtwitterはどうなんだろう?

twitterにはSecondLifeとは違うニオイがする。そのシンプルさゆえに、twitterのまわりにはたくさんのイノベーションがあって、連携して動いてる。twitterと競合するサービスもあるらしくて、少し前にそれにはまってる人から概要を聞いたけど、その時は何が面白いか全く???だった。

twitterが面白いかというと、そう面白くもない。まわりから反応がすぐ返ってくるわけではないから。これってチャットの方が使えるんじゃない?と思うことがある。ブログと何が違うの?と思うこともある。しかし、全く目的をもたないつぶやきを誰かが拾ってくれるんじゃないかと期待するのは、何か人間の心の深いところにある欲求を満たしてくれるような気もするのだ。つぶやきを聞いててくれる人を増やす、つまりフォローしてくれる人を持つということは、友だちといっしょにいる充実感とほとんど同じだ。

9/12/2009

ブートするUSBの作り方 リマインダー

作り方忘れてたんで探してきた。 最新の方法はNetbookBootMaker.appを使うらしいけど、以前作ったUSB復活させたいので。

To make the Type11 (Boot132) Boot drive (128mb or better):
You will need access to a Windows machine.

* Format the USB stick in the FAT32 format.
* Download Syslinux 3.63
* Expand that zipfile. In the win32 subdirectory there is an executable called syslinux.exe. At the command line, run syslinux -ma f: (assuming F: is the drive letter referring to your freshly formatted USB stick; replace with the correct one if necessary)
* Copy the contents of the Type11 ISO file (not the image itself) to the USB stick, taking care not to overwrite anything that syslinux put on the USB stick (it only placed one file on the stick)
* You now have a bootable Type11 (Boot132).

Insert the Leopard thumb drive into a USB slot on the right hand side of the Mini9, and insert the Boot132 thumb drive into a slot on the left. Turn on the machine, make sure USB Legacy is Enabled in the BIOS. Press 0 while booting to get the boot menu, choose USB Drive, you should see some SYSLINUX text zipping across the screen, when you get a prompt, hit enter. You'll proceed to boot up into the Leopard installer.

ブログをtwitterにフィードする

っていうことができるらしいので、設定してみた。うまくいってるかな? ちなみに使ったのは:http://twitterfeed.com/

しかし、いろいろなツールがあって連携しているんだなぁ。ひとつ何か便利なものが出ると、すぐにそれを使いやすくしたり、応用したりするテクノロジーが出る。それが全部タダっていうのがびっくりだし、そこに投資する人がいるのも日本じゃちょっと考えられない!

9/11/2009

twitter

twitterのガジェットをここに貼りましたよっと。

青森函館旅行のビデオも作りましたよっと。今回も360x222の大きさですよっと。



twitterに挑戦 challenging twitter

「挑戦」ってのがおっさんくさいが、アカウント作ってみた。が、何やっていいのかさっぱり....

"Challenging" sounds hell. I created my account of twitter. But I've lost my way there... what shall I do next???

8/19/2009

日の丸の切り貼り

民主党が鹿児島での集会で、ふたつの日の丸の旗を切り貼りして作った民主党のマークを掲げて問題視された。芸術家やデザイナーが国旗をモチーフにした作品を発表しようと、ミュージシャンが国歌をめちゃくちゃにアレンジして演奏しようと、そこにはアーティストとしてのメッセージがある。しかし、今回民主党の集会の舞台上に掲げられたものに、どんなメッセージが感じられるだろうか。

日本の一政党の集会の頭上高く掲げられる党のシンボルマークが、国旗を切り貼りして作られている! 国旗に鋏を入れ、下側の国旗はしわくちゃにした。掲げられている場所と時期を考えれば、多くの人に「国家の否定」というメッセージとして受け止められたに違いない。

日本に対する熱い思いを表そうとして、日の丸を燃やすバカな国民がいるだろうか。日本の官僚システムにメスを入れたいからといって、日の丸にカッターナイフで穴を開けるバカな国民がいるだろうか。

日本の一政党が衆議院の選挙にあたって開いた集会である。「気がつかなかった」というのは鈍感甚だしい。

長期政権は腐敗するので、日本でもぜひ政権担当能力がある政党がもうひとつ育ってほしいとは思うのだが、まさに政権交代が現実味を帯びて来た中でこういう失態を演じる民主党には、不安を否めない。

7/22/2009

Crocodile バカの素


"IT LISTENS, THE SCENERY SEEN MANY TIMES, AND DEARNESS MAKES IT REFLECT IT IN THE VOICE OF BIRD WITH THE REMEMBRANCE, THE INSIDE OF THE MEMORY. AS FOR BEING INTERESTING, BEING PLEASANT, IT IS FULL TO BE HAPPY AS FOR BEING PLEASANT."

「耳を澄ます。鳥の声とともに何度も見た思い出の光景が記憶の中に投影される。面白いこと、楽しいこと、気持ちの良い幸福感で充たされる。」
ってな具合の日本語をバカ翻訳ソフトで英語にすると、バカ英詩ができあがるのだと思う。日本語に主語が省略される場合、とりあえず"IT"が主体になる。IT革命やぁ。

7/21/2009

日本人の知らない日本語

本屋の店頭で知ったのだが、表題の本がベストセラーだそうで買ってみた。15分で読み終えてしまう漫画本だったが、勉強になった。特に「合略仮名」っていうのは初めて知った。変体仮名はちょこっと知ってたけど、一文字で多音節の仮名があるとは。ネットで調べると「踊り字」とも言うそうな。Wikipediaで踊り字と調べるとちょっと違うけどなぁ。Wikipediaに合略仮名というのは出てない。

変体仮名を知ったのは、本にもあるとおり花札の「あかよろし」赤タン。こどもの頃は「あのよろし」と読んでいた。現代でも店の看板には変体仮名が使われてる。そばやはもちろん、近くのうなぎやの名前の「はせ川」の「は」も「む」みたいな字。変体仮名はUnicodeにもないので、タイプできないのが残念です。特殊フォントや写植とかでは用意されているみたいだけど、一覧表を見たことがない。

本の中に、中国人が手紙を書くに際に、ものすごく詩的に文章をまとめるという行があった。これって、そもそも古くは日本にもあった文化なんじゃない? 古事記とかで天皇が見初めた相手に詩を詠んでたよね。「現代の習慣」でこういう文化を簡単にリジェクトしない方がいいな、と思った。


Crocodileでバカを着る Wearing silly with Crocodile

Crocodileは、そこそこ名の知れたブランドだと思っていたので、この前Tシャツを1900円で販売しているとき、買おうかと思って何着か手に取った。で、「えぇぇ〜っ」ってことになるんだけど...

I know Crocodile as a well-known brand of clothing. When I found its T-shirts were bargained with 1900 yen price tag, I picked up some of them and then disappointed at the lines printed on... It goes:

"IT LISTENS, THE SCENERY SEEN MANY TIMES, AND DEARNESS MAKES IT REFLECT IT IN THE VOICE OF BIRD WITH THE REMEMBRANCE, THE INSIDE OF THE MEMORY. AS FOR BEING INTERESTING, BEING PLEASANT, IT IS FULL TO BE HAPPY AS FOR BEING PLEASANT."

「それは聞く。何度も見られた風景、そして鳥の声の中で思い出とともに親密さはそれをそれに反射させる、記憶の内側。面白くあることに関して、楽しくあることに関して、幸福であるのは楽しくあることに関して満杯だ。」

衆議院解散

今日、衆議院解散。しかるべきときじゃない解散。もうほぼ任期満了だからね。
それより、今日の夕方ジュークボックス2台を、川崎のコンテナ倉庫に収める。かなり危険な作業なので心配。


---> 倉庫への荷物運び、雨なので中止にしました。

7/13/2009

自民党

全部、麻生のせいにする自民党員は
なぜ自分の力で選挙区で戦わないのか。
選挙は政治家の就職活動だとしても、
他力本願すぎやしないか?

7/07/2009

990円でバカを着る


ニッセンのカタログ眺めててびっくり。990円のロングTシャツだ。びっくりしたのは値段じゃなくて、デザイン。

"LOVE ON THIS STAR MANY DREAMS ARE BURIED"
「愛、この星(恒星)の上にはたくさんの夢が埋葬されている」
starは恒星。地球を指したいならplanetとすべきでしょう。buryは誰かが何かを埋めること。埋まってると言っても夢は誰かが埋めたものではないので、この場合葬り去られたことになってしまう。宝とかは誰かが埋めたものなのでburiedでもおかしくない。徳川埋蔵金など。

"LAY DOWN TURN YOUR MIND RELAX SPARKLING THE GAME CHANGE LISTEN TO ALL THROUGH YOUR DREAMS"
「寝そべれ 心をまわせ リラックス きらめき そのゲーム 変化 君の夢を通してすべてを聴け」
なんだか、横になってリラックスして、ゲームやったり音楽聴いたりすると夢からひらめきがあるよ、ってなことを言いたいのか、さっぱりわかりません。

"I want to see and love you everyday"
「毎日あなたと会ってエッチしたい」
毎日あなたに会いたいとは言っても、love you は主体的で継続的なものなので、wantやeverydayとの組み合わせでは毎日あなたを愛したいというとかなり具体的行為が連想されます。

"SWEET CHERRY People are made happy by my dancing. The lesson of every day is very happy."
「甘いさくらんぼ 人々は私のダンスで幸せにさせられる 毎日の練習はとても幸せ」
My dance makes people happyが受動態で表現されるとpeopleがバカっぽい。後半、happyなのは誰?

"LEGEND I HOPE TO DO MY BEST IMPUI SIVE MOMFNT Wonderful"
「伝説 最善を尽くせるといいね {意味不明} すばらしい」
自分が努力するのにhopeとは何事? hopeは自分ではどうにもできないことを願うことで、自分が最善を尽くす決心なら、I will do my best. 今努力中なら I'm doing my best. 努力したけどだめだったんならI tried to do my best.

"I FEEL I'M DEPEND ON BIG SIMILE FOR YOU YOU ARE THE ONLY ONE WE CAN DEPEND ON"
「あなたへの大きな微笑みに私は頼っている感じがする 私たちが頼れるのはあなただけ」
dependは動詞なのでI'm dependは間違い。前半意味不明で後半は金を借りようとしてるのか?

"IT'S FINE DAY THE WONDERFUL SUNSHINE I LOVE BEAUTIFUL WORLD"
「晴天だ すばらしい日の光 きれいな世界が好き」
おしい。fine dayに冠詞のaがなかった。It's fine todayだったら良かった。

"BELIEVE IN COMFORT RENEWED FUNCTION IS NO.1 YOU LIKE FUNKY STYLE going to next BIG DISCOVERY ON THIS JOURNEY BEST EVER MADE"
「快適さを信じなさい 刷新した機能はNo.1 あなたはファンキーなスタイルが好き この旅で未だかつてない次の大発見に進んでる」
言わんとすることが全くわかりません。

"BECAUSE LOVE IT ONLY JUST WHAT YOU HOPED FOR"
「それが好きだから、まさにあなたが欲しかったものだけ」
なにかことわざでもあるんですか?

"Brilliant Result of Discussion Girls of best Just now growth Myth of legend RISE OF THE QUALITY CONSCIOUSNESS I HOPE TO DO MY BEST RENEW THE ENTIRE SCENE"
「輝かしい議論の成果 最高の女子 たった今発育 伝説の謎 品質の意識の興隆 最善が尽くせるといい すべてのシーンを刷新しろ」
輝かしい議論の成果とドクロマーク。ただならぬ雰囲気だけは感じます。


7/02/2009

ことえり 何やっとるんだ/DictionaryTrainer

「ことえり」とはMac OS Xの日本語入力用プログラム(インプット・メソッド)だが、こいつの機能の中で、メールの中身の文章を評価して、辞書を鍛えるというものがあるらしい。DictionaryTrainerというプロセスがそれで、どういうタイミングでか知らないが、アクティビティモニタに突如現れる。

今日、使用しているMacBookのファンが長時間にわたってやけにうるさいので、アクティビティモニタを確認したところ、こいつがCore2Duoの片方のコアを100%近く使いまくっている。それでもって、一向に作業は終わらない。もしかして暴走しとるんじゃないか?

結局、強制終了させたらファンはすぐに静かになったが、このタスクはいずれまた暴れだすのだろう。なんとかせねば。
/user/"username"/Library/Preferences/com.apple.JapaneseAnalysis/DictionaryTrainer/processMail

を消去してリブートしてみた。どうなるのかわからない。日本語処理用のプロセスなので、ネット上のトラブルシュート情報が少ない。データベース・ファイルが破損してたりするんじゃないかと思うのだが、まだよくわからない。以前、Tigerの時にmdsだったかLAServerだったかが暴走してたときは、データベースの再構築をした。辞書のファイルは同じディレクトリのTrainer.dictか? まだ暴走するようなら、こいつも消してみようかな。「ことえり辞書ビューアー」ってフリーのユーティリティもあるらしい。

ジーニアスに聞いてみるのがよいかも。Windowsでありがちだが、ユーザーが知らないところで勝手に動くプログラムってなんだかアタマにくる。

↓ ここもちょっと調査中。

7/01/2009

Windowsがだいっきらいだ 3


Windows XPをたまに使う。立ち上げるたびに右下から吹き出しが出て「使用していないアイコンがデスクトップにあります」と言う。おおきなお世話だ。自分のリアルなデスクの上でさえ、使用していないもので溢れているが、片付けたくなったときに片付けるのだからそれでいいのだ。なんで散らかりようをパソコンごときに注意されなければならない。

このおせっかいを止めさせたいのだが、コントロールパネルを見てもどこにその設定があるのかわからない。ググってようやくわかった。画面のプロパティの「デスクトップ」タブ、さらに「カスタマイズ」ボタンを押した先にその設定はあった。整理は「カスタマイズ」なのか!

そもそも、「デスクトップが散らかったなぁ、簡単に片付けられないかな。」と思った時に、デスクトップの整理ウィザードが見つけられれば良いのではないか? その設定がデフォルトで、さらにこんな入れ子になったところにあるなんてどうかしている。おそらく、多くの人がイライラを我慢して使っているのだ。パソコンに「散らかってますよ」なんて注意されて、気分のいい人がいるなんて思えない。パソコンはこちらの言った通りの仕事をしてくれればいいので、パソコンの言った通りにこちらが仕事をするもんじゃない。

Windowsのこういうところがだいっきらいだ。

6/30/2009

仏(ホトケ)

Buddhaとは「目覚めた人」とか「悟った人」という意味のサンスクリット語だそうだ。これを音写して新たに作られた漢字が「佛」で、その省略形が「仏」だ。「仏陀」と書かなくても「仏」一文字でBuddhaを表している。

常々、この「仏」をなぜ日本で「ホトケ」と訓読みするのか不思議に思っていた。おそらくBuddhaのことを「ホトケ」と呼ぶのは日本だけだろうが、「仏」そのものがBuddhaを表すために創設された文字なら、その訓読みは和語でBuddhaを表さなければならない。広辞苑を眺めてて思いついたのだが、「ホトケ=解け」と考えると、納得できる気がする。解(ホド)けた者、すなわちReleased Oneという解釈だ。

釈迦はBuddhaであるが、Buddhaは釈迦ひとりを指さない。彼岸に到達したものすべてが仏だ。成仏とはCompletely Releasedという状態のことだ。

今日、テレビで摩訶般若波羅蜜多とは摩訶:マハー「最高の」、般若:パンニャー「知恵」、波羅蜜多:パーラミター「彼岸到達」と解説をしていた。釈迦の教えの真髄は「執着せぬこと」。色即是空、空即是色。執着を捨てることで娑婆世界から彼岸に至ることができ、魂は解放されるのだ。Meher Babaの説くdon't worry, be happyである。

思えば日々、執着ばかりだ。彼岸は三途の川を挟んで娑婆とは反対側にあるので、死ぬまでこの執着からは解放されないわけか。死なずにホトケになれるものだろうか。

6/29/2009

ポストはゴミ箱か Is the mailbox the trash can?

家のゴミの多くが郵便ポストに入ってくる。

新聞広告、ポスティング広告、DM。DMなどは、捨ててよいものやら悪いものやらわからなくなるものが多い。何かの「通知」の類いだ。これらによって、机の上は次第に埋まっていく。

電話、電気、ガスの領収書、カードの明細。銀行の振込案内。全部電子化してくれれば紙とスペースの無駄がないのに。

Significant part of home garbages are delivered into my (physical) mailbox.

Fliers bound in news paper, posting materials, direct mails blah blah blah... Some of them makes me hard to distinguish whether I should dispose it or not. They are letters of "notifications". They surely occupies my table one by one.

Receipts for telephone, electricity, gas, and credit card bills, transaction report from bank... I hope they were all digitized to save papers and spaces.

6/28/2009

麻生 もう辞めてくれ

就任以来、金を配ることしかしてない。
国民に無理矢理借金させて現金をつかませている。
ハコモノを作って、将来的に多数の天下りを国民に養わそうとしている。

私は無駄遣いが嫌いだ。だから麻生も嫌いだ。

6/26/2009

Windows 7

Price of Windows 7 was announced. It's expensive, isn't it? Today, PC costs less around $500. Why should we pay $300+ for OS? It should have been half.

Michael Jackson RIP

Pressure and stress are veteran musician killer. John Entwistle died the night before the 2001 tour. Michael would have London tour next month.

Michael was not my favorite, however, his music was heard everywhere in my life. I suppose that he had never ever felt peace of mind since his debut. He became rich but he experienced that people got so evil when they know he had money. Was it a success story in America? The american dream for people must have been his nightmare. Poor Michael.

6/21/2009

Windowsがだいっきらいだ 2


今日は先日SP1に上げた義父のPCに、SP2を導入する作業をした。例によってWindows Updateを実行。またもやすべての処理が完了するまで1:30以上を費やした。

今回イラっとしたのは、「インストールを実行中」と出ているのに、しばらく何もしていないような状態が続いたこと。「忍耐」の文字を胸に、しばらく様子をみたのだが、やはり何もしていない様子。タスクを確認すると、ちゃんとインストール実行中になっている。で、気がついた。手前のウインドウに隠れて、Windows Updateがダイアログを表示しており、ユーザーが「次へ」のボタンをクリックするのを待っている状態だった。なめとる。ここまでで40分ほど。

で、ダイアログの手順を進め、ようやくインストールが開始された。5〜10分ほどでインストールが終わり再起動を促されるがが、ここでまたまた例のステージ1/3の表示がされ、ここから本当のインストール。いったいCPUパワーを何に使えばこんなに待たされるのかというほどの時間をかけて(動画参照)、ようやく作業が終わった。

昨日のOS X Serverの作業、正しい処置法を調べるのに3日もかかったが、これは「サーバー」の話。クライアントの単純なアップデートに、この不親切さと遅さはなんなんだ? Windowsだいっきらい。


液晶テレビ

今日は夜から妻とコジマに行って、リビング用の37"、寝室用の20"のAQUOSをとうとう購入した。家に来るのは29日。ようやくうちも地デジ対応!

OS X Tiger Server OpenDirectoryでのログイン不具合

Mac OS X Server 10.4 (Tiger Server)の、ローカルのIPアドレスを192.168.2.0/24から192.168.1.0/24に変更したところ、オープン・ディレクトリでログインすることができなくなった。

サーバーでのログを見ると、ログインの認証だけできない状態で、IMAPやPOP、AFPの認証はすべて通っている。クライアントのログイン画面にも「その他のユーザー」が表示されなくなった。ただし、一旦ローカル・ユーザーでログインした後、ディレクトリ・ユーティリティで「このサーバーから応答がありません」となっているディレクトリ・サーバーを削除して設定し直すと「このサーバーは正常に応答しています」と表示され、アカウントのメニューから「ログインウインドウ」を選択すると「その他のユーザー」が表示される。ただし、やはりネットワーク・ユーザーでログインできない。再起動するとまたもや「その他のユーザー」項目は表示されない。

システム環境設定の「アカウント」で、ログインオプションからネットワークユーザーの指定をしようとすると、ちゃんとユーザー名はリストされる。だが、ユーザーを指定してもやはりログインできない。

これはアドレスの変更が通常のUIを使った変更だけでは変らないものがあるのだろうと予想、3日かけていろいろ調べたところ、次のコマンドに行き当たった:
changeip /LDAPv3/127.0.0.1 oldIP newIP oldHostName newHostName

Host Nameは変更していないのだが、コマンドは最後のパラメーターまで記述しないとエラーになった。実行の様子は以下のとおり:

$ sudo changeip /LDAPv3/127.0.0.1 192.168.2.4 192.168.1.4 host.local.epicast.co.jp host.local.epicast.co.jp

Updating node /LDAPv3/127.0.0.1
Enter admin name for node /LDAPv3/127.0.0.1: XXXXXX <-- data-blogger-escaped-br="">Password: YYYYYY <-- data-blogger-escaped-br="">Updating Password Server config 
Updating Open Directory config Updating hostconfig file 
Updating smb.conf file 
Updating Kerberos Service Principals and keytabs
 klist: No such file or directory while starting scan of keytab (nul)
Finished updating Kerberos 
Changing IP Addresses and host names for iChat Server 
Changing IP Addresses and host names for Mail Server


OS X Serverも、トラブルシュートの難易度がとても高い。サーバーを導入するということは即ち、ネットワークを導入するということで、ネットワーク絡みで起こるエラーは捕まえづらい。Leopard Serverではもう少しユーザー・フレンドリーになっているのだろうか。問題解決まで時間がかかり、数日、かなりイライラした。

6/14/2009

ハゲタカ HAGETAKA the movie

映画版「ハゲタカ」を観た。
脚本の完成度が低く、テレビシリーズでの評価を汚していると思った。
松田龍平、栗山千明、中尾涁は出演している意味がなかった。柴田恭平すら出演している必然性があまりない。ストーリーは何にフォーカスしているのか曖昧で、凡庸な出来となった。

I watched the movie version of "HAGETAKA".
The script was poor enough to damage the fame of its original TV series.
There are questionable casts like Ryuhei Matsuda, Chiaki Kuriyama, and Akira Nakao, who didn't have any important roles in the scenario. And I didn't even find out why Kyohei Shibata needed to appear in this story. Blurry focused story made the movie boring one.

6/13/2009

麻生政権 The Aso Government

鳩山邦夫は正しいように思える。
麻生総理は誰の方を向いて国政を運営しているのかわからない。
少なくとも就任以来、金を撒くことしかしていない。
その金はいずれ国民から回収されるのだ。

Kunio Hatoyama was supposed to be right.
Whose face is Aso, the Prime Minister, looking at in operating this country?
Since he succeeded the position, all he have been doing was just distributing money.
The people will surely pay all the money back in the future.

6/09/2009

Problem in accessing Apple sites



Since a while to date, I have been experiencing access error to some Apple sites: such as www.apple.com, helposx.apple.com and stream.qtv.apple.com. Funny thing is that the accessibility to www.apple.com is quite occasional. Sometimes it's OK, and sometimes it's NG. A couple of months ago, I'd finally discovered that 17.149.160.xxx addresses generate this problem.


The IP address of "www.apple.com" changes frequently under the control of round robin DNS. When 17.112.152.32 is assigned to it, the connection is well, however, 17.149.160.10 is assigned, it ends up with a time out. "helposx.apple.com" is at 17.149.160.23, and "strem.qtv.apple.com" is at 17.149.160.19, permanently. They are not reachable, anytime.

Strange thing is that those servers are reachable from the terminals located outside of NAT.

I was not able to see Phil Schiller's keynote streaming from my Mac Pro inside of NAT, however, the quicktime player on the OS X server which connects to the outside of NAT was able to monitor. What's the hell happening!

I collected information by the keyword "17.149.160.10" to find that owners of a certain router were encountering the similar trouble. According to "http://apple2.blog.so-net.ne.jp/2007-10-24", there are two reasons: 1) the firmware of the router is old,
2) the apple server doesn't support HTTP 1.1. Wow, is it true?

the story continues....

6/07/2009

Windowsがだいっきらいだ

義父のHP PavillionのVista、アップデートの機能がおかしい。ここ数ヶ月、Service Pack 1のインストールが失敗している。しばらく前からわかってたが、夕べ本気で対処することにした。

まず、Windows Updateを実行。なかなかダウンロードしない。しばらくたってダウンロードし始めたと思ったら20分後ぐらいに「エラーが発生してインストールできなかった」との表示。解説読んでも何を言っているのかわからず、ウィルススキャンの機能を一旦無効化して実施するも同様の結果。ここまでで軽く1時間。

次にSP1のアップデーターを手動でダウンロードしてそこからアップデートを試みるも、やはり「内部エラー」によりインストールできないという。また20分程度の無駄作業。エラー画面に表示されたURLにアクセスして、ようやく「アップデートに失敗する時に行うアップデート処理」があることを知る。なんじゃそりゃ?それがこれ:

http://support.microsoft.com/kb/947366/ja
ここにある「解決方法2:システム更新準備ツールを実行する」の手順を試す。この更新に約1時間。ステータスを示すバーがなかなか進まないまま、checksur.exeというプロセスが盛んにディスクにアクセスしているのだが、全く何やっているのかはわからず、となりで義父はイライラし始める。だがなんとか無事に完了。

しかしここからが本番。再起動ののちに、先ほどのSP1アップデーターを実行、これまたステータス・バーが止まったような状態が20〜30分続いた後に、ようやく完了。横で義父は「HPが悪いのか? Microsoftが悪いのか?」と質問しだすので、「HPじゃなくてMSの問題」と解説するが、その判断理由についてわかるわけもなく、イライラが募るばかり。

やれやれやっとインストールが終わったか、と思ったらさにあらず、再起動を選択するとここからSP1のインストールが始まる。ステージが3つあり、その2つが完了するまで約1時間。再起動してステージ3がようやく終わったかと思ったら、さらに3つのステージでインストールを開始。そのひとつめ(つまり1/3)が12%まで進むと、ディスクアクセスのみで、またもや何やっているかわからない状態。これが40分。さらに40分ほどでようやくSP1のインストール終了。

ついに、エラーは克服できたのだが、3時間以上をかけて、いったいWindowsはこのCore2 Duo 1.8GHzの処理能力を何に費やしているのだ! アポロを何百回月に飛ばす計算をしておるのだ。

それはまるで使えない部下が、単純な仕事を段取り悪くのろのろとやっているような感じだ。一度コピーした書類をホチキスで止めて、それをまた外してはページを追加する。で、頻繁に休憩する。きっとMicrosoftのプログラムは、そんな段取り悪いやり方をしてるに違いない。

この前、Mac OS Xが10.5.6から10.5.7にアップデートした。15分かからずにすべての作業が終わった。

いったい、Windows VistaはOS Xに比べてどんな複雑なことになっているのだろう。未だにわからない問題も残っている。Youtubeの動画がHQやHDで観れないのだ。恐らく、ネット接続速度がどこかで制限されてしまってるのではないかと思う。これは、次回、義父のところを訪問した際に、腰をすえて取り組んで解決したいと思う。

だが、「Windows Vistaを設定する」という行為は「何も生産していない」のだ! 本当に僕はWindowsがだいっきらいだ。

PS. その後、すでにSP2が出ていることを知る。なめとるな。

6/04/2009

OS Xサーバーのブログ

これまで、自社内のOS X Server上にブログを置いて、サーバー設定などに関するメモなど書いてました。

http://www.epicast.co.jp/weblog/toshio/

ここで書きためた内容もこっちに遷した方が便利かもしれませんねぇ。さて、どうやれば良いのやら....

ビデオはYouTubeのをエンベット

ビデオはYouTubeにアップしたものをエンベットした方がきれいに観れますかね。やってみましょう:









大きな画面で割り付けると、全部が表示されないんですねぇ。480x295でエンベッドすると正しく表示されません。HTMLを直して360x222で表示するようにしてみたところ、枠内に納まりました。

Step by step

OS Xサーバーでブログもたててみてたのですが、写真も貼れないしちょっと不便なのでBloggerを試してみることにしました。

気分で日本語で書いたり英語で書いたり、していこうかと思います。

ここはムービーも貼れるんですかね。さっそく試してみましょうか: